全豪オープンを優勝した大坂なおみ選手。
世界の大会で結果を出すには、やはりコーチとの信頼関係が重要ですね。
これからもサーシャ・バインコーチと二人三脚で世界の頂点を目指していくのでしょう・・・と思ったら、なんとコーチ契約が終了してしまいました。
世界一にもなった師弟関係に何が起こったのでしょうか?
これは気になるので、今回はこの大坂なおみ選手とサーシャ・バインコーチの契約終了にスポットを当ててみました。
契約終了の理由について調査したので紹介します。
□サーシャ・バインコーチのプロフィール
最初はサーシャ・バインコーチの基本的プロフィールを紹介します。
名前:サーシャ・バイン
本名:アレクサンダー・バイン
生年月日:1984年10月14日
国籍:ドイツ
身長:190センチ以上
マイナスにならなければいいが。周りが原因か。大坂本人はどう考えているのか。
大坂なおみ コーチ関係を解消 – Y!ニュース#大坂なおみ #サーシャバイン https://t.co/RRyyjq5jpD
— 斉藤一博 (@fns124) February 11, 2019
サーシャ・バインコーチは1984年生まれの現在34歳です。
サーシャ・バインコーチは元テニスプレイヤーです。
父の影響で3歳からテニスを始めます。
父から指導を受けていましたが、サーシャ・バインコーチが15歳の時にその父が交通事故で他界してしまうんですね。
このことで精神的ショックを受けたのか、サーシャ・バインコーチはプロテニスプレイヤーになる情熱が冷めてしまいます。
それでも彼はテニスを続け、シングルの選手として活動していました。
ちなみにランキングは最高1165位です。
そんなに選手としては有名ではなかったようですね。
コーチとしてのキャリアは?
サーシャ・バインコーチは過去に
・セリーナ・ウィリアムズ
・ビクトリア・アザレンカ
・キャロライン・ウォズニアッキ
このような世界ランキング1位の選手のヒッティングパートナーを務めた経験があります。
人気スポーツ雑誌Numberはサーシャ・バインコーチのことを
男の手腕はテニス業界にいる者なら誰もが知っていた。サーシャは長年、最強女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)のヒッティングパートナーを務めてきた。10代から活躍し、30歳を過ぎても強さを増したセリーナを支えたのはその練習量の多さにある。
ある四大大会では、まだ守衛しかいない会場に早朝7時ごろに現れ、静かなコートで快音を鳴り響かせていたことがあった。もちろん一休みして午後からも練習。おそらくその場で文句一つ言わずに、球出しに付き合っていたのがサーシャだったはずだ。
他にも全豪2勝のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)をサポートし、昨年は大舞台に弱かった「無冠の女王」こと、キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)のもとで彼女を支えた。ウォズニアッキは今年1月の全豪で悲願の四大大会初制覇を果たして世界1位に復帰し、汚名を返上。サーシャの力なくして、この復活はなかった。
参照記事:number.bunshun.jp
このように紹介しています。
ランキング1位請負人って感じですかね。
どんな性格なのか?
サーシャ・バインコーチは陽気で、大阪なおみ選手の練習には笑顔や笑いが起こっていたようです。
また
この男、単に明るい熱血漢というだけではなく、緻密さも備えているやり手だ。
世界5位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)との準々決勝前日には、相手のフラットな速い球筋に対し、「倍返し」のカウンターを狙う練習をやりこんだ。対照的に世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)との準決勝前日にはスピン系の球を想定。守備とカウンターが強い相手に、崩した後に「決めきる」スイングボレーなどの練習に時間を割いた。
戦略家、ダリア・カサキナ(ロシア)との決勝前日には相手の得意なスライスやドロップショットを球際で拾う練習も行ない、相手の動揺を誘うプレーに「ぶれない」ための予防線を張った。
短い練習の中に必要なことを簡潔に落とし込む要領は、セリーナらトップ選手のもとで培ったノウハウか。
優勝を決めた後に、サーシャは言った。
「すべては練習からなんだ。試合で安定したプレーを生み出すための心構えが大事で、なおみとも常に話し合っている」
女の勝負の世界を熟知し、勝つすべを知っている男の言葉だけに説得力があった。
参照記事:number.bunshun.jp
このように細かさも兼ね備えているようです。
□コーチ関係解消について
コーチ解消が発表されました!これは驚きです……
大坂なおみのコーチ/サーシャバインがイケメン!彼女や結婚は? https://t.co/RctuXd4Ze3#大坂なおみ #テニス #サーシャバイン #コーチ #解消— Promising選手名鑑 (@Promising0503) February 12, 2019
二人三脚で世界一になった師弟コンビはなぜ関係を解消しなければならなかったのでしょうか?
その理由について調べてみました。
まず日刊ゲンダイは
「バインはそもそも選手のヒッティングパートナーであって、選手のヤル気を引き出したり、精神面をケアしたりするのに長けた人物。コーチ経験は大坂が初めてです。そんなバインの指導が、練習嫌いで精神面に課題を抱えていた大坂にマッチした。バインの指導によって精神面の課題を克服し、昨年3月にフィジカルコーチのアブドゥル・シラーをチームに加えたことで減量に成功、体つきが変わりスピードも増した。全豪の3回戦以降、逆転に次ぐ逆転で4大大会を連覇したからこそ精神面の課題はすでにクリアしたという判断が働いたのでしょう。シラーがいればフィジカルは心配ないし、あとは技術や戦略などに長けたコーチが必要というチームの判断でしょう」
参照記事:headlines.yahoo.co.jp
このように記載しており、サーシャ・バインコーチよりも戦術・技術面に優れたコーチを呼ぶためのようですね。
夕刊フジも
全豪オープンに勝った後、大坂がインスタグラムに書き込んだバイン・コーチへの謝意は『この2週間、私と打ち合ってくれてありがとう』だけだった。大坂の心がバインコーチから離れていたのは明らかだ。女子テニス界の顔になった今、大坂はコーチのイスにはもっと大物が座る必要があると感じたのかもしれない。
参照記事:headlines.yahoo.co.jp
このように「さらに上のレベルのコーチを必要としている」という理由で契約解除と見ています。
さらにダイアモンドオンラインも
いま必要なのは、世界一のレベルで常に優勝を求め、ライバルたちとしのぎを削る戦術と戦略。勝つために、弱点とされるネット際の細かな技術を提供してくれるより高度な指導者。残念ながら、バインコーチにはそのレベルでのコーチ経験はない。急速に変わる大坂なおみ選手の環境を支援するには、相応の経験と才覚を持つコーチにバトンタッチするのはむしろ当然の成り行きだ。
参照記事:headlines.yahoo.co.jp
このように記載しています。
ただ東スポは
本紙の取材では、原因の一つは金銭がからんだ問題とみられる。ある関係者は「だいたいコーチと選手はお金でもつれる。スポンサーなどがからんで親子関係まで破綻するケースも珍しくない」と指摘する。バイン氏が大坂のコーチになったのは2017年末。昨年の全豪オープン前の世界ランキングで72位だった大坂は、バイン氏の精神的支えもあって4大大会を連勝し、アジア人として初めて世界1位の座に就いた。これは1975年11月、女子のランク算出にコンピューターが導入されて以降では最速の出世スピード。あまりの急成長で報酬に対する考えにズレが生じ「コーチ料が高くなるのは当然。その折り合いがつかなくなったのでは」と言うテニス関係者もいる。
さらに言えば、バイン氏は今が“売り時”なのだ。世界72位から1位にまで押し上げた手腕は世界から高く評価され、昨季は女子ツアーを統括するWTAの年間最優秀コーチ賞にも輝いた。過去にはセリーナ・ウィリアムズ(37=米国)、ビクトリア・アザレンカ(29=ベラルーシ)、キャロライン・ウォズニアッキ(28=デンマーク)ら元世界1位のラリー練習相手を務めており、初めてコーチとしても世界の頂点に立った。「このタイミングなら自分を高く売れる」と判断したバイン氏が金銭面でも強気になり、そこから溝が生まれた可能性もある。
参照記事:headlines.yahoo.co.jp
このように記載しており、金銭面が原因としています。
こうやって見ると、東スポだけ視点が違いますね~。
東スポだからそんなに信ぴょう性は高くないと思います(笑)。
ゲンダイ・フジ・ダイアモンドの記事の記載通りにサーシャ・バインコーチはこれまで世界トップレベル選手のヒッティングパートナーの経験が豊富です。
確かにコーチの経験はそれに比べて多くないので「上のレベルのコーチと契約するため」が理由かもしれませんね。
□これまでのコーチングの成績は?
大坂なおみ、バイン氏と決別に…世界がなぜだ? 非情の“恩師解任”でイメージダウンも https://t.co/hdVXauRV4B
#大坂なおみ #Tennis #サーシャバイン— zakzak (@zakdesk) February 13, 2019
残念ながら師弟コンビ解消となってしまいましたが、これまでの成績やコーチングについて紹介します。
サーシャ・バインコーチは2017年12月から大坂なおみ選手のコーチに就任します。
就任後の大坂なおみ選手の成績は下記の通りです。
・日本人初のWTAツアー優勝
・全米オープン優勝
・全豪オープン優勝
一気に飛躍しましたよね。
コーチングのポイントは?
関わった選手の実力をアップさせるサーシャ・バインコーチは間違いなく名コーチです。
そのコーチングのポイントが気になりますね。
THE ANSWERによると
バイン氏が選手と接する時に、何よりも大切にしているのが「オーバーコーチ」しないこと。つまり、教えすぎないこと、だ。「選手が自分で問題を解決し、失敗に対する答えを見出せれば、それは自分のものとして長く身につく」という考えの下、大坂にも「自分で考える余裕を与える」という。
「僕はナオミに問題解決をさせて、どうするべきか、その考えを僕たちに伝えるように話している。でも、そう言うと、ナオミは僕の顔をじっと見て『何を言いたいの? 何か言いたそうよ』と答えを引き出そうとするから、僕は自分の唇を噛みしめて『ノーノー何でもないよ』と必死で言わないようにしているんだ(笑)。
試合中、コーチは選手に何も伝えることはできない。全米オープンでも大事な局面を迎えた時、ナオミは自分で答えを見つけることができたから優勝できた。試合中は他の誰でもない、自分しか自分を助けることはできないんだから」
自分で考えさせると言っても、闇雲に放り出すだけではコーチとは言えない。時には自分が実例となり、時にはヒントを与えながら、最善の選択ができるように見守るという。
「自分で考えさせながら、同時に僕が導きたい答えに、彼女が知らずしてたどり着くように、状況をセットアップすることもできる。それもコーチングの1つだと思うんだ」
参照記事:headlines.yahoo.co.jp
このように記載されています。
「自分で考えさせること」がポイントのようですね。
現在の日本の学生スポーツでは、鬼のようなコーチの顔色を伺って下僕のように指示に従っている選手が多くいます。
もし世界で勝ち上がるには「自分で考える力」を身につけさせなければいけないんですね。
□サーシャ・バインコーチの今後が気になる
【衝撃】「大坂なおみ」 サーシャ・バイン コーチとの契約解消を発表!!#大坂なおみ #サーシャバイン #契約解消 #女子テニスhttps://t.co/Sj9Uy2CplF
— おさよ (@osayoson1223) February 12, 2019
今回のコーチ解約は見方によっては「サーシャ・バインコーチは捨てられた」と感じる人もいるでしょう。
サーシャ・バインコーチの今後はどうなってしまうのでしょうか?
ダイアモンドオンラインによると
この別れは前向きなものだ。バインコーチは、ヒッティング、パートナーからはじめて本格的なコーチ契約をし、いきなり「世界1位」を実現するという、これ以上ない成果を収めた。今回、大坂なおみ選手が彼の元を巣立った。それが彼の実績をなんら曇らせるものでもない。コーチもまた、そのような階段を上って成長する。
大坂なおみ選手だけでなく、バインコーチもまた日本の多くの人々に愛される存在だったから、残念な思いはあるが、バインコーチもまた新しい選手と出会い、経験と活躍を重ねるよう期待したい。バインコーチはヨネックスと契約している。今後も日本でジュニア世代やコーチのためのクリニックなどを開いて、テニスだけでなく、日本のスポーツの変革に貢献してくれるだろう。
参照記事:headlines.yahoo.co.jp
このように紹介しています。
「大阪なおみを覚醒させて世界一にした」という実績が、さらに良い仕事にめぐり合わせてくれるのではないでしょうか。
□【追記】本当のコーチ解任理由は?
負けたらすごくガッカリするわ。
当然、勝つことは楽しい。でも、負けたからといって、
世界の終わりではない
という思いがあるの。by #大坂なおみ pic.twitter.com/AeJWgunYuT
— ヨシ@SNS×LINEでダウン集客 (@miroku369yoshi) March 6, 2019
サーシャ・バインコーチの解任理由は何でしょうか?
・さらに高い技術の習得
・サーシャ・バインコーチと不仲になった
・外野から解消を勧められた
・金銭問題
いろいろな噂が出回っていますが、どれも可能性はありますが決定的な証拠はありません。
その中でもっとも可能性が高いのは「大坂なおみ選手の精神的成長」です。
まずサーシャ・バインコーチにとってテニスとは
「父が僕をテニスコートに連れて行った(テニスを手ほどきした、の意だろう)のは、自立心を伸ばすためだった。いかに問題に対処するかを学ぶため、だれも助けてくれなくても自分でやることを学ぶためだった」
参照記事:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190306-00838510-number-spo&p=2
このように考えており、そのことを大坂なおみ選手に教えてきました。
その指導により大坂なおみ選手は精神的にも技術的にも大きく進歩し、結果として世界ランキング1位になっています。
ナンバーWebは
自分で問題を解決することは2人の理想だったが、大坂には自分1人でできることが急に増え、にもかかわらず、コーチは以前のまま保護者のように接していた――とすれば、両者の間に摩擦が起きても不思議ではない。
参照記事:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190306-00838510-number-spo&p=3
このように述べており、簡単に言うと大坂なおみ選手がサーシャ・バインコーチのことを鬱陶しく感じていたようですね。
事実、大坂なおみ選手は
「一番は、自分の幸せより成功を優先する人間にはなりたくないということ。毎朝、練習することや、仲間と一緒にいることを幸せと思えるように。誰かを周囲に置くことで、その幸せを犠牲にしたくない」
参照記事:https://www.sanspo.com/sports/news/20190218/ten19021805020001-n2.html
このように述べており、サーシャ・バインコーチに「嫌気がさした」ともとれる発言をしています。
確かに自分である程度何でもできる状態の時に周囲から「あれやった?」等、細かく確認されたら鬱陶しいですよね。
これは大阪なおみ選手がサーシャ・バインコーチから親離れしたと考えてもいいでしょう。
□まとめ
サーシャ・バインコーチの突然の解任理由は「精神的成長によりサーシャ・バインコーチが不要になった」という説が強いです。
今までお世話になったコーチとの関係を切るのは辛いことですが、勝つためには非情にならなければいけないこともあります。
この決断により大坂なおみ選手がもっとレベルアップすることを期待します。
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