大人気ゲームグラブルが今大問題?
毎日テレビをつけていると必ずといっていいほど耳に入ってくる……「グラブってる?」のセリフで有名な『グランブルーファンタジー』のCM!
一気に有名なソーシャルゲーム入りし、利用者が急増したせいでしょうか、何か色んな問題を起こしているようです。
一体何の問題が炎上するほどの騒ぎになっているのでしょうか?
今大人気ソシャゲの『グラブル』の炎上の真相を調べてみました!
関連記事:ガチャ課金規制の上限5万円はソシャゲ依存症を悪化させる!
グランブルーファンタジーとは?
CMは見た事があるけど、まずどんなゲームか分からないという方に、簡単に『グランブルーファンタジー』の説明をしておきますね。
まず、このゲームはスマートフォン向けに開発されたブラウザRPGゲームになります。提供しているのは、有名なモバゲー。
このゲームを開発したのは、また一時期イヤと言うほどCMを見た記憶も新しい『神撃のバハムート』を手がけたCygamesで、ゲーム中でもこの二つはリンクしています。
簡単に今では誰もが持っているスマートファンだけで、本格的なRPGをプレイ出来ると人気なグラブルですが、その人気さ故にでしょうか、色々炎上問題を抱えているようです。
では、まずグラブルはどんな問題を抱えているのでしょうか?
さっそく調べてみました。
グラブル炎上問題は『ガチャ』が原因?
調べてみると、一番最初に出てくるのは「ガチャ」の問題です。
ガチャというのは、課金して強い武器などのアイテムを手に入れるシステムで、幾つもアイテムをランダムで消費者に渡すものです。
今回問題になっているのは、グラブルのレア度の高い武器の出現率の低さのようです。
こちらがその問題の武器「アンチラ」になります。
問題が発覚し、炎上したのは、グラブルのプレイヤーの1人がこの「アンチラ」という武器欲しさに70万円もの大金をこのガチャにつぎ込んだことで発覚しています。
しかもなんと、その大金を持ってしても、このアンチラは手に入らなかったということです。
いくらなんでも出現率が異常過ぎますよね。プラスして、プレイヤーがこのガチャを引いた時は、グラブルはサービス期間中で、出現率UPと掲げていたそうです。
ガチャ1回の値段は300円(パックでお得!などあるので単価は変化します)。
この70万円をつぎ込んだ方が回したガチャの回数は、合計で2,522回。
2,522回もしてアイテムが出ない確率って。。。
70万円もつぎ込んで、しかも出てこないというのは、明らかに異常な事で、運営側から何かしらのブーストがかけられていたのではないかと、プレイヤー達が疑うのは当然の事だと思います。
こういったソシャゲでは、必ず高額課金者が現れ、信じられない金額をつぎ込んでいる事がよくあるので、こういった問題がすぐにバレてしまうということですね。
ただ、これだけで炎上していたわけではないようです。この問題に拍車をかけたのが、ゲームの声優を務めている田中理穂さんの発言でした。
「新年1回目で出ましたー!アンチラ!!」
というツイッターの発言です。
田中理恵Twitter
70万以上もつぎ込んで一枚も出なかったものが、なんと一回で出たというこの発言に、グラブルのプレイヤーは、大きな反応を見せました。
70万円のガチャ回数、合計で2522回。
他にも大金をつぎ込み、アンチラを手に入れるまで2266回もやり、ようやくGETした。
など、大金を次々とつぎ込んでいるプレイヤーが数多く存在し、撃沈している中……
それをたった10回の連チャンガチャで引き当て、その他にも次々とレアアイテムをゲットしたいう内容に、プレイヤー達の疑惑がより募り、結果炎上したようですね。
「そんな馬鹿な!」と思ったプレイヤーが数多くいたことでしょう。
この事により、『ステマ疑惑』をかけられてしまった形になったようです。
ステルスマーケティング(英: Stealth Marketing)とは、消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること。略称はステマ。
引用:Wikipedia
こういった問題解消のために、運営側が何らかの操作を加えた結果ではないかとさえ、言われています。
これに関して運営側は、同じくツイッターを介して、ステマ疑惑を否定。
それにより、また炎上の繰り返しのようです。事態はまだ大きく動いているようですね。
運営の謝罪に返金などの補填はなし
このガチャ出現率問題について、運営からは下記の謝罪が公表されています。
グラブル運営謝罪文
運営側の要旨はこうです。
⒈ レジェンドガチャは必ず出現率UPしている(アンチラがそれでも極端に低い出現率かは明記されず)
⒉ アイテムのサポートアビリティ表記を修正しますよ
これに対してプレイヤーたちはさらに激怒!
「何の説明にもなっていない」
「謝罪ですらない」
「火に油を注いだだけ」
など不満が高まっている様です。
当然70万円もつぎ込んだ分の返金や補填などある訳もなく、プレイヤーは泣き寝入りするしかない状況のようです。
他のソーシャルゲームでも、課金システムがあるゲームでは同じ様な問題が起こっているかもしれませんね。
多くの人がスマートフォンでゲームをするようになった昨今、ゲームを制作・運営する会社側にも適切な対応が求められそうです。
今回の問題について運営側が適切な対応を取ったか?というと疑問符がつかざるをえない感じですよね。特に多くのプレイヤーが疑惑の眼差しを向けた、ガチャの出現確率を故意に低く調整したのか?(ガチャの購入を煽ったのか?)の問いには全く答えていません。
今後の対応いかんではプレイヤーがグラブルから離れていくリスクもあると思うのですが、運営側はそういったことを真剣に考えているようには思えませんね。返金は無理としても、なんらかの補填をするなどの対応があるゲームもありますが、グラブルに関しては。。。
まだまだ炎上問題は大きくなっていきそうな予感です。
そしてこの炎上問題に対して、まさかの政府機関が関わってくるとか……。
政府関係もグラブル問題に動き出した?
というのも、グランブルーファンタジー運営会社に、消費者庁による立入検査を求め、動き出すのではないかと見られているからです。
それも【景表法違反・疑惑】という形のもののようです。
特定キャラ排出率UP表記について
12月31日19:00~1月3日18:59において、特定キャラの排出率UPと 謳われたアイテムガチャが同社が運営する「グランブルーファンタジー」 というゲームで開催された。
内容としてはサイゲームズ公式HP、行く年来る年レジェンドガチャ 。
「アンチラ」「ベアトリクス」「ユーステス」「ヤイア」 の解放武器の出現率がアップしますということ。
の記載があるが上記の「アンチラ」「ベアトリクス」「ユーステス」 の排出率に大きな偏りが見られる。 端的に言うと「アンチラ」排出率のみが極端に低いように感じた。(「ヤイア」についてはレアリティが違うため除外。)
根拠は下記の動画や報告、モニタリングの集計結果等
【70万円のガチャ動画】
前半
後半
【81万円費やすも「アンチラ」を引けず】
【同ゲームガチャページ内のガチャ履歴のモニタリングの集計結果】
上記3キャラについては同レアリティであり本来であれば同等の確率と 思われるのですが、その差が著しく、排出率の設定自体に誤りがあるのではないかと感じたそうです。
ですが、この表記ではユーザー側に等しく確率が上がっているように見えます。
また、上記レジェンドフェスというガチャ期間は1月3日18時59分まででしたが、問題の「アンチラ」と他新キャラの排出率アップガチャは1月7日18時59分まで続き、その間も表記の変更や訂正、謝罪等がされる事は無かったそうです。
これが 1.有利誤認に当たるのではないかという疑惑。
確かにこうやってみると、それも理解できますね。
消費者に過剰な期待感を抱かせて消費を喚起しようとした景品表示法の有利誤認、広告の虚偽・誇大広告に近いと見られる事案だと言えます。
加えて、「アンチラ」と同じく有料限定キャラをそろえるとキャラの能力が向上するというシステムが導入されており、規制対象になった「コンプガチャ」に該当するとの批判が生まれたということですね。
なお、こちらは、プレイヤーから賛同者を集め、署名をもらい、消費者庁へ提出されている模様です。これはまた、事態が動きそうな予感がしますよね。
今後のソーシャルゲーム業界は?
今はまさにスマートフォン時代。
液晶になり持ち歩きで携帯ゲームばりにゲームを楽しめるソーシャルゲームは人気が高いですよね。
ですが、人気になればなるほど、こういった問題は常に望まずとしても付きものになります。
特に、課金で手に入れられるシステムがあるゲームでは、必ず起きる事態の代表例だと思います。今後の対策としては、表記の仕方が重要になってくるのではないでしょうか?
ただ単に出現率UPだけではなく、通常何%の確率で出現するアイテムが期間中何%UP!になりましたなど、具体的な表記が求められてくるかもしれません。
元々0.2%くらいのものが、1%になったところで、全然当たりません。ですが、確率は一応上がっていて嘘は表記していない、などいう事態にもなりますしね。
消費者が納得するような価格と確率で、双方の利益を一致させる必要があると思います。
グランブルーファンタジー炎上問題まとめ
グラブルだけでに関わらず、ソーシャルゲームには少なからず問題があり、今では課金してソーシャルゲームを楽しむというスタイルが当たり前になってきている中、このような疑惑が生まれるのは残念ですね。
安心して課金出来ませんし、信用が落ちると売り上げも落ちます。これはグラブルで起きた問題ですが、消費者はソーシャルゲームを一貫して考える人も少なくないので、他のゲームへの影響もかなり大きなものになっているのではないでしょうか。
私も1人のゲーマーとして、こういった信用をなくすような行為は、なくしていって欲しいなと切に願うばかりですね。
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