花粉症に効く空気清浄機の使い方
この時期が来るたびに、空気清浄機を探し求めてしまいますよね。毎年次々と新作が出てくる空気清浄機。沢山ありすぎて、どれを選んだいいのか分からないって方もいるのではないでしょうか?
しかも空気清浄機はただ買ってセットすればいいというものではありません。本格的に花粉症対策として空気清浄機を使うのならば、正しい方法で使用しなければいけません。
今回は、そんな花粉症対策の空気清浄機の選び方と使用方法について。紹介していきたいと思います。
まずは花粉の大きさを知ろう!
花粉の大きさ
こうして並べてみると、花粉は大きいですね。今の空気清浄機はPM2.5まで除去するので、ほとんどの空気清浄機で対応可能です。
花粉対策なので除去するのは、当然ということで、他の二つのアレルギー要因について紹介しておきますね。こちらも出来れば一緒に除去したいところです。
●PM2.5
直径が2.5μm以下の超微粒子で、代表的なものにディーゼル排気微粒子があります。粒径0.1~0.3μmと超小粒なため、吸い込むと気管支や肺まで達する可能性があり、気管支ぜんそくや発がん性への影響が懸念されていますよね。毎年増え続けている一方なので、とても気にもなります。
μm(マイクロメートル)は長さの単位で、1マイクロメートルは1ミリメートルの千分の1の長さ、0.001ミリメートルとなり、花粉、黄砂、PM2.5の大きさを比較してみると、スギ花粉は直径30~40μm、黄砂は約4μm、PM2.5は2.5μm以下となっています。PM2.5はスギ花粉に比べ大変小さく、その分体内の奥深くまで入りやすくとても危険なんです。
出来れば、コレも花粉と一緒に除去したいですね。
●黄砂
主に中国を中心とした内陸部の砂漠の砂塵が砂嵐などで上空に巻き上げられ、春を中心に遠く日本まで運ばれて降ってくる現象を言います。
黄砂はひどい時は周囲の見通しを悪くし、日照時間を減らし、洗濯物や車を汚すだけでなく、人間や動物のアレルギーなどの症状を悪化させる可能性があるんです。
花粉よりも粒が細かいため、気道を刺激して咳が出やすくなり、普段の花粉症の症状に類似していますが、それより重い、長引く、春先に外に出て、目・鼻・のどの不快感を感じた時は、花粉と同時に、ひとつの原因として黄砂も加えて考えたがいいと思います。
アレルギー要因となりそうなものは、一掃して欲しいですよね。
そこで、どんな空気清浄機があるのか、オススメの空気清浄機を紹介していきたいと思います。
オススメの花粉対策「空気清浄機」
個人的に花粉対策としてイチオシしている空気清浄機は、ダイキン社の「光速ストリーマ」です。
DAIKIN
花粉対策で、プラズマクラスターか光速ストリーマのどちらかで悩んでいるのなら、この「光速ストリーマ」をオススメします。
この光速ストリーマは凄く優秀で、有害な物質やにおいの原因を分解・除去してくれます。
「そんなのプラズマクラスターにもあるじゃん。」って思った皆さん、それは大きな誤解です。
シャープが売り出しているプラズマクラスターは同じように空気中に浮遊しているダニの糞や死骸等のアレルギーの原因となる物質を分解、除去と謳っている時もありましたが、実は分解、除去の機能はないんです。
消費者庁から正式に文章が出されています。←気になる方はクリック。
ただ、「それじゃプラズマクラスターって役立たずじゃん。」と思った方、それは違います。確かにプラズマクラスターは、分解・除去の効果は認められていませんでしたが、きちんと有害物質やにおいの原因を捕まえる事は可能なのです。
逃さずキャッチ出来ることは証明されています。
ただ、やはり分解と除去をしてくれた方が、花粉対策としては優秀なので、光速ストリーマをオススメしています。
他の有害物質やにおいもきちんと、分解・除去してくれるので、インフルエンザの予防や、ペットの臭いなどにも凄く効果があると思います。
光速ストリーマ
詳しく「光速ストリーマ」を見てみたい方は↓こちらにアクセス
DAIKINホームページ
では、「DAIKIN」以外のメーカーは役立たずなのか?というと、もちろんそんな訳はありません。どのメーカーも集塵、空気清浄という意味では大きな差はなく、むしろ使い方によって性能をしっかりと発揮できるかが決まってくるのです。
では次に、花粉症やPM2.5に効果的な空気清浄機の使い方について説明しますね。
正しい空気清浄機の使い方
兎にも角にも、一番花粉対策として必要なのは、使い方です。
本音を言いますと、空気清浄機というのは、構造自体がとても単純な仕組みになっていて、コレといって突起した技術もないので、どのメーカーを選んでも差ほど大差はないのが現状です。
効果の違いが明確に出てくるのは、どのメーカーの空気清浄機を使用したかよりも、何を買って、どこに置き、どう使用したかで、大きな違いが生まれてきます。
要は、「使い方さえきちんとしていれば、さほどメーカーに囚われることなく、空気清浄機の機能をきちんと活用出来、花粉症を予防出来る」ということです。
部屋の大きさ=対応畳数?
まず考えなければならないのが、使用する部屋の大きさです。適用量未満の空気清浄機を置いたところで、効果は半減以下されます。
家庭用空気清浄機の対応畳数はJEM1467で定められた粉塵の処理能力によって規定されています。風量が半分に減ると言う事は浄化できる空気の量も半分に減りますから、対応畳数もそれに合わせて狭くなって行くということです。
例えば10畳のリビングで10畳用の空気清浄機を稼動させている場合、フィルタ交換直前の空気清浄機は5畳程度の浄化能力しか持たないと言う事です。
どういうことかというと、フィルターの寿命が、初期圧力損失が2倍になった時(空気清浄機の能力が50%にまで低下した時)に交換する事になっています。早い話が、目詰まりして風が半分しか通らなくなった時が寿命だということですね。
となると、10畳の部屋に使用するにあたって、10畳用の空気清浄機を使用していたら、気づかないうちに、効力の半分以下の状況で空気清浄機を使い続けているということです。
結構沢山の方がフィルター交換までは100%の効力を空気清浄機が発動していると思われていますが、フィルター交換までずっと100%の効力を使いたいのであれば、まず倍の適用量の空気清浄機が必要になるので、ご注意ください。
設置場所は?
そしてどこに置くのか。これも非常に重要になります。
家庭によって、気流はまちまちですが、間違いなく家庭に一つはあるであろう、エアコンの下。夏場はここに置くのが正解です。
冬は逆にエアコンと対面する壁側に置かれるといいと思います。
基本的に日本の家電メーカーが発売している空気清浄機は本体の上部から清浄した空気を排出します。この排出された空気は壁を伝って天井にあたります。そしてまた、反対側の壁にぶつかって床に落ち、床を伝って空気清浄機に戻ってきます。
空気清浄機の設置場所
このように部屋の中で円を描くように空気が循環するということになりますね。
こうすることで部屋の隅々の空気が空気清浄機に吸い寄せられ、よりしっかりと空気清浄機の効果を活用することが出来ます。
何故その場所が循環ポイントになるのかというと…
■夏のエアコンの風は天井と平行に排出されます。
それは、暑い空気は天井側に漂っているからですね。
■冬はエアコンの風は足元に向かって排出されます。
冷たい空気は床に溜まっているからです。
あとはプラスアイテムとして、扇風機も空気清浄機と一緒に使用して頂くとより効果があると思います。
夏などにも、冷たい空気を循環してくれるよう、使用しますよね。これを使うだけで、設定温度を高めにしていても、十分涼しい環境を作り出してくれます。
今回もそれと同じです。
扇風機を使ってより空気を循環させようということです。
空気がより循環すると、空気清浄機本体に部屋の空気をより多く送り込めます。理想は全ての空気を送り込めたいものですが、完璧には不可能なので、より沢山という意味で扇風機はもってこいです。
部屋の空気をかき集めることができれば、部屋の隅々に漂っている花粉やアレルギー物質、ダニのフンや死骸、インフルエンザウイルス、カビ菌なども一緒に大量に掻き集めてくれます。
そうすると、部屋の中の除去率も高まるというわけです。
空気清浄機まとめ
空気清浄機の利用方法についてまとめてみましたが、皆さんどうでしょうか?
花粉対策をするなら、徹底的にやりたいですよね?是非この方法を一度使ってみてください。
重要なのは、空気清浄機のメーカーというよりも、それの使い方です。
空気清浄機はデザインやお気に入りのメーカーのを使用されていいと思います。個人で好きなメーカーなどもあると思いますし。効果はどこもそんなズバ抜けて変化はありませんので。
これで今年の空気清浄機花粉対策は、例年よりずっと効果的に使用出来るはずです!
頑張ってこの辛い時期を乗り越えましょう!!
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