ガチャ課金規制の上限5万円はソシャゲ依存症を悪化させる!

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ガチャ課金上限5万円規制開始!

 

まだ皆さんの記憶にも新しい年末年始のグラブル事件(グランブルーファンタジー事件)。70万円以上つぎ込んでもレアアイテムが出ないという異常事態な事件を受け、ついに4月からガチャの課金が規制されました。

関連記事:グラブルガチャ炎上の理由まとめ!返金もない運営の問題点とは?

 

ですが今回の規制、本当に意味があるものなのでしょうか???

実際問題、ガチャに5万円というのは普通に考えて高額ですよね。

70万円もの異常な額を支払うことはなくなりましたが、ある意味ガチャ問題の本当の解決策にはまだまだ到底及んでいないように思えます。

この規制、本当に意味があるのでしょうか?少し模索してみましょう。




■今回規制されたガチャ5万円上限とは?

まずは、今回規制された概要をご説明しますね。

該当するのは、スマホ向けのソーシャルゲームの有料くじ全般です。

 

どんなレアアイテムでも5万円つぎ込めば確実に排出させます

各ゲームでのガチャの倍率を明示する

という仕組みですね。

要はソーシャルゲーム業界の自主規制です。

 

年末年始のグラブル事件でかなりの数の苦情が消費庁に寄せられていて、その声がこういった規制議案を生み出したという結果になります。

元々グラブル問題が起きる前から、ガチャの問題は多数上がっており、原因はグラブルだけにあるわけではなく、ただ単に引き金となったという形が正しいと思います。

 

ランダム型アイテム提供方式を利用したアイテム販売における表示および運営ガイドライン

出典:日本オンラインゲーム協会 ガイドラインワーキンググループ

 

上記が今回出された規制内容ですが、よくよく内容を読むと、ん?と疑問符が浮かぶものも幾つか存在します。

 

要するにレアアイテム一つ落とすのに、上限が5万円とされているようで、沢山欲しいアイテムがあれば、それだけ金はかかってくるようです。

倍率明示も100倍まで可能のようで、5万円近く引かないと出ないよう設定することも可能なわけですね。

しかも1ゲームに付き5万円の上限ではないので、ガチャの欲しいアイテムを沢山作ればそれだけ金がかかるということになります。

したがって今回の自主規制は根本的な解決には程遠い結果な気がします。

 

70万円の課金のような馬鹿な真似は出来なくなりましたが、これまで通りガチャにお金を多額にかけることに対しては避けることが出来ないようです。

大きく言えば、欲しいアイテムがあればその度に5万円かかるということですね。

ソーシャルゲームをやっていると、欲しいカードやアイテムなんて沢山あります。たった一つあればそれでいい。なんてゲームはないわけですから、ガチャの多額課金はまだまだ続きそうです。

問題なのは、社会人だけではなく、小学生といった小さなお子さんまでやるゲームなので、上限5万円というのも、遊ぶ人の対象年齢を考えるとかなり高額な気がしてなりませんね。

 

一般のゲーム機、例えばPS4などのゲームであれば一回8千円で新品ほやほや、何時間も遊べるのを比較して考えると、ひとつのアイテム・カードに5万円という金額はガチャにしてはやはり、異常な高額規制に思えてきますよね。

それと同時に、今まで2〜3万円つぎ込んで出なかったため、諦めていた人達から、更にお金を絞り取れる方式でもあります。

上限を設けることによって、もしかしたらソーシャルゲーム側は、今まで以上に高額な収入を得られるようになると考えてもいいと思います。

なんとも恐ろしい規制?ですよね。

 

個人的にはですが、もはやガチャを廃止して、普通にアイテムを購入する形をとって欲しいくらいですね。

そうしたらゲームとしても面白くなくなるのでしょうか?

だとしたら、根本的につまらないゲームですよね。

 

そもそも、あんなにガチャに金をつぎ込むのは日本人だけではないでしょうか?

というのも、実は世界のほとんどの国で規制があるんですよね。

 

 

■ガチャ規制されていないのは日本だけ?

まず世界的な考えとして、賭博・射幸性が高いものは良くないと考えている国が殆どで、日本以外の国では大体色んな規制が設けられているのが現状です。

もちろんMMOなどで有名な韓国などでも同じです。

 

では何故日本ではこういったガチャ規制がないのでしょうか?

実はこのガチャ、日本では限りなく黒に近いグレーといった状況なんです。

黒ではないので、良しとする日本人特有の考え方のせいで規制出来ずにいるわけです。

ゲーム会社によれば、ガチャのデジタルデータは景品ではなく、サーバーにあるデーターを貸しているだけだと主張し、サービス停止になったら何も残らないというのが、今の主張ですよね。

 

日本のソシャゲーのガチャは「賭博と射幸性が高い」商品ですが、日本では明確にまだ法規制されていないんですね。

そのため、法の抜け穴をかいくぐりながら現在も、新興企業から大手ゲーム会社まで参入中といった最悪な状況下…。韓国企業は韓国国内では規制されてるため、日本で稼いでいるという噂すらあるくらいです。

相手はお金ですからね。ゲーム会社側もかなり確信的に法をかいくぐって、ガチャを生み出していますよね。

 

個人的には、社会人なら、ある程度は個人的の自由だと思うんですよ。ガチャに幾ら金をつぎ込もうが、別にいいと思うんです。本人が良ければ。

結果何十万つぎ込んで出なくても、それはもはや自業自得の範囲だといえるでしょう。

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ですが、これが子供ならどうでしょうか。

大人でもハマるギャンブル感覚のガチャ。もはや賭博といってもいいですよね。賭博は脳内感染し、思考を麻痺させ、麻薬と化します。

子供でも自由に遊べるフラゲーや、スマホのソシャゲーなどに、規制もなんもなしというのは、かなり間違った考え方ですよね。

 

社会的に危険な行為だと思います。

もっときちんとした規制法を立てるべきだと思います。

 

こういったガチャの麻薬にやられた子供が、勝手に親のクレジットカードや、携帯引き落としで、何の考えもなしに、多額の課金をし、頻繁に問題を起こしている事態から、もう少し国も明確なガチャの規制を打ち立てるべき所まできているのはないでしょうか。

 

また、子供だけではなく、ソーシャルゲーム自体にハマって抜け出せない、ソーシャルゲーム依存症の人も日本には沢山います。

そういった方たちのためにも、本当に規制に力を入れて欲しいものです。

 

 




 

■ソーシャルゲーム依存症

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先ほど少し話に出しましたが、このソーシャルゲーム依存症

近年とても凄い勢いで増え続けています。

 

日本にはギャンブル依存の疑いがある人が推計で536万人いることが厚生労働省の調査で分かっています。この数を見るだけでも、驚きですよね。

中には、日常生活に支障をきたし、通院しなければならない程重症な方も存在しています。

自分は大丈夫。と思っているみなさん、本当に大丈夫ですか?

 

 

依存には二種類ありまして、肉体的依存精神的依です。

ソーシャルゲームの場合は、完璧な精神的依存型とみていいと思います。

重度な依存症になると、以下の項目が当てはまるようです。

 

  • いつも頭のなかでソーシャルゲームのことばかり考えている。 
  • 興奮を求めてソーシャルゲームに使う金額が次第に増えている。
  • ソーシャルゲームをやめようとしてもやめられない。 
  • ソーシャルゲームをやめているとイライラして落ちつかない。
  • いやな感情や問題から逃げようとしてソーシャルゲームをする。
  • (コンプ)ガチャで欲しいカードが出ないと、使ったお金をムダにしたくなくて、いつまでも(コンプ)ガチャをやり続ける。
  • ソーシャルゲームの問題を隠そうとして、家族やその他の人々に嘘をつく。 
  • ソーシャルゲームの元手を得るために、詐欺、盗み、親のクレジットカード番号を盗み見する、横領、着服などの不正行為をする。
  • ソーシャルゲームのために、人間関係や仕事、学業などがそこなわれている。
  • ソーシャルゲームでつくった借金を他人に肩代わりしてもらっている。

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予備群の方々はここまでいかなくても、アイテム課金の総額や、1日何回ログインするかなど、イベントへの参加を逃した時の心情などで、チェックすることが可能になっています。

大丈夫と思っていても、意外と依存症に気がついていない方々が多いので、よくよくご自身で改めて考えられてみてくださいね。

 

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ムキになってアイテムを取りにいっている時点で、予備群の可能性ありです。

よくよくガチャの仕組みを頭で一度考えてみて、一呼吸してから課金してみるといいかもしれませんね。

 

例えばコンプガチャ。こちらを5つでコンプリート出来るとして、10回チャレンジ可能な場合、これの確率は10回全て平等には決して作られていません。

3つくらいまでは、そんなに過度な課金をしなくてもすぐに集まるように出来ています。

 

そうすると、あと2つだけでコンプ出来るという欲求が脳感覚を麻痺させ、次から次へ課金させていきます。

3つまでに課金した額の軽く10倍以上に跳ね上がる仕組みです。

 

もう少しという気持ちは、更に消費者に課金を促しやすくする心理的要因の一つだといえます。

同じように全て平等に確率があると思うことがまず危険です。

コンプガチャの落とし穴ですので、ご自身でよく考えてから、課金されてくださいね。決してコンプガチャは全てのチャンスに平等に設定されていないということをお忘れなく。

 

 

■まとめ

ガチャ問題は本当に尽きませんね。

そもそも課金しないとゲームが上手く進められないという時点で問題が発生していますよね。

課金=楽にゲームを進行出来るといった考え方ではなく、近年では、課金=しないとゲームを進行困難にするといった概念に変わってきているような気がします。

 

私はあまりソシャゲ派でなく、ゲーム機派ですので、こういったガチャなどは、ちょっと信じられない気持ちでいつも拝見しています。

5万円もあれば、ゲームソフトが6本近く購入出来ますからね。

同じ5万円なら私は間違いなくゲームソフトを購入しますしね。

 

たったレアアイテム一つに、そんな過剰な課金をする気持ちが今ひとつ理解出来ないところではあります。

ギャンブルもしないというか、何故ギャンブルをするのかを、理屈では理解出来ますが精神的には理解出来ない派なので、どうにも何故ここまでガチャ問題自体が頻繁に起きるのか不思議です。

 

そもそもパチンコなどもそうですが、決して利益は生み出しませんよね?

もし皆さんが勝って稼いでるというのであれば、パチンコ屋さんはあんなに存在しませんし、そもそも営業出来ませんよね。

しかもあのパチンコ屋さんのお金は、日本に献上しているわけではなく、朝鮮などの海外に献上していることがとても多いわけで…。

私には到底理解出来かねますね…。

何故わざわざあんな国にお金を流す必要があるのか…、しかも汗水垂らして働いたお金を…。

謎すぎます。

とか言っていたら、無意味ですね。

 

パチンコをする方々も色んな使い道をされているだろうし、上手にギャンブルと付き合っている方々もいらっしゃいます。

何事にも限度が大事だということでしょうね。

遊びで終わらせるためにも、引き際を見誤らないよう、皆さんも注意してみてくださいね。

 

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