高速道路は使うと目的地に早く到着するので便利ですよね。
でも少しでも運転をミスってしまうと、大惨事になる可能性が高いです。
この高速道路を走っていると、急に眠くなってしまうことがありませんか?
これを「高速道路催眠現象」と言います。
今回はこの高速道路催眠現象について紹介します。
トンネルや路肩がなぜ危険なのでしょうか?
普段、高速道路を使用する人は読んでおいたほうがお得です。
高速道路の事故について
高速道路催眠現象を紹介する前に高速道路の事故について軽く説明します。
2016年の高速道路交通事故件数は中日本高速道路株式会社の
発表によると中部地方と東京都・神奈川県・滋賀県を
合わせると38件になります。
しかも38件の事故で41名が死亡しています。
つまり高速道路で事故を起こすと1人以上は死亡するということです。
上記のように一部の地域で38件ですから、
日本全国でカウントするともっと多くなります。
「事故なんて、おれは起こさないよ」と軽く見ているあなた。
事故は突然やってきます。
自分の油断で家族を悲しませるのは避けたほうがいいですよね。
高速道路催眠現象とはなにか?
事故の原因で多いのが運転中の油断です。
つまり集中力が切れてしまうことです。
高速道路を運転すると眠くなった経験はありませんか?
ある人は気を付けてください。
高速道路催眠現象にかかっています。
人間って単純作業が続くと眠気が襲ってきます。
一般道路だと
信号、
せまい路地、
対向車、
歩行者
などいろんな物や人を意識しながら運転するので、
集中力が切れることはあまりありません。
しかし高速道路の場合はカーブや信号機がなく、
一定の速度で運転し風景も単調なので、眠気が誘発されてしまうんですね。
これが高速道路催眠現象です。
別名を「ハイウェイ・ヒプノーシス」と呼ばれています。
眠気が誘発されてしまうと注意力が散漫になってしまい、
判断が遅くなり大事故を起こしてしまうんですね。
アメリカであまりにも見渡しのよい高速道路で事故が多発したため、
調査したところ高速道路催眠現象が判明しました。
なぜトンネルと路肩が危ないの?
まずトンネルですが、トンネルは屋外に比べて風景がより単調になります。
そして暗いのでより距離感が掴みづらいんですね。
次に路肩ですが速いスピードで路肩にぶつかると、
大きい衝撃を受けて車の操作ができなくなります。
路肩に軽くぶつかってバランスを失い、中央分離帯に衝突したケースもあるんですね。
また、眠くなって仕方がないときに路肩に停めても良いか?
ということが頭によぎった方もいるのではないでしょうか?
しかしこれは違反行為です。
高速道路は路肩を含めて原則、駐停車禁止です。
事故や故障などで止むを得ない場合のみ免除されています。
なお、眠いからといって路肩に駐停車すると、
道交法上の違反になるので罰金と点数加算の対象になります。
・駐停車違反 2点 罰金:12,000円
・放置駐車違反3点 罰金:18,000円
※普通自動車の場合
放置駐車というのは運転者が外に出てすぐに車を移動できない場合を指します。
というか、万が一路肩に駐停車する事態が発生したら、
運転者も同乗者も後ろから追突されないように
すぐに車の外に出ましょうね!
対策について
高速道路催眠現象は高速道路を運転する人ならば、誰にでも起こります。
そのため対策が必要なんですね。
これからいくつか紹介します。
①最初は音楽を聴くことです。
ノリノリな音楽や好きな曲を聞くことで集中力を維持できます。
もし車内で一人っきりなら、思いっきり歌ってみてはいかがでしょうか。
②次にカフェインです。
カフェインは興奮状態にさせるので眠気を防ぐことができます。
コーヒーやガムに含まれているので、出発前か途中で購入しましょう。
③最後は休憩です。
人間の集中力は時間とともに低下していきます。
少し集中力が切れてきたらパーキングエリアで休憩しましょう。
その時に15分くらい目をつむっているとスッキリします。
まとめ
日本には大型連休が年に数回あります。
ゴールデンウィークやシルバーウィーク、
お盆や年末年始。
家族や恋人、友人と車で旅行に行く人もいるでしょう。
高速道路を使うのであれば高速道路催眠現象について、
頭の片隅に入れておいてください。
楽しい日が惨劇になるのは嫌ですよね。
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